有限会社ヤマト染芸



色留袖 【寧楽の都

真糊糸目友禅・金箔仕上げ・刺繍・裾部分二回撒き糊二回染め

『万葉集』 巻三・三二八 大宰少貳 小野老 朝臣
あをによし寧楽の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり
万葉集らしいおおらかで華やかなこの詩がモチーフです。東大寺大仏殿と五重塔・興福寺五重塔・薬師寺五重塔を背景にシルエットで表現しました。この花は櫻という説(武田祐吉「萬葉集全註釈」)と、その季節、奈良に咲いていた花の総称という説(伊藤博「萬葉集釈注」)があるそうです。着物の模様には現実的な理由でいささか気恥ずかしいのですが、桜のみにすると着用季節が限られてしまうので後者の説に依っています。着物のモチーフとしてで無ければ私は前者の説に賛成です。
着物の紋様としても、桜だけの華やかさの方が好きですが・・・・・・・。

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