有限会社ヤマト染芸



留袖  『羽衣

真糊糸目友禅・刺繍・地色ログウッドをクロムと鉄で媒染(三度黒)

 地上に舞い降りた天女。その天女の羽衣をめぐって、天女と漁師が駆け引きをする。昔話でも有名な、あの羽衣伝説です。

 『美保の松原の漁師白龍は松の木に掛かるこの世のものならぬ美しい羽衣を見つけた。喜んだ彼は家宝にと持ち帰えろうとしたところ、羽衣の持ち主の天女が現われ、羽衣を返して欲しいと頼みます。「羽衣がなければ、天へ帰ることができない」と言って悲しむのです。白龍は天女の舞を見せてもらう代わりに返す約束をする。羽衣を着た天女は、月宮の様子を表す舞いなどを見せ、さらには春の三保の松原を賛美しながら舞い続け、やがて彼方の富士山へ舞い上がり、霞にまぎれて消えていきました。』

   サムネイルに戻る